【子供おもちゃ講座で聞いたこと④】生きる力を育てる?!「いないいないばぁ」と「おままごと遊び」の効果について
こんにちは!
1歳児育児中のハピトマです。
ご訪問ありがとうございます。
赤ちゃんや子供の遊びの定番、「いないいないばぁ」と「おままごと遊び」。
先日参加した、おもちゃコンサルタントマスター 山口裕美子先生による講座「子供が育つ遊びのヒント」の中で、その効果についてとても興味深いお話がありましたので、まとめてみたいと思います。
普段何気なくやっていた「いないいないばぁ」や、特に女の子が大好きな「おままごと遊び」には、子供の「生きる力」につながる意外な効果があるというのです!!
「いないいないばぁ」の効果
①分離の訓練
「いないいないばぁ」はその名の通り、ママなどが目の前から見えなくなって、「ばぁ」と出てくる遊びですよね。
もちろん、見えなくなるのは顔だけなのでママがそこにいることは分かっているはずですが、小さい赤ちゃんはママの顔が見えなくなると、やっぱり少し不安になるんだそうです。
そして「ばぁ!」とママの笑顔が出てくると、とても安心します。
先生曰く、これは「心のトレーニング」、「親との分離の訓練」の効果があるそうです。
目の前からママがいなくなった!と不安に思っても、すぐに笑顔のママが「ばぁ♡」と現れてくれる、という経験を繰り返すことで、「離れても大丈夫」という気持ちが育つということです。
保育園や幼稚園、そして小学校に泣かずに行けるようになる為にも、「いないいないばぁ」は効果的なんだそう。
「いないいないばぁ」はきっとほとんどのパパママがやっていると思います。
自然と「心のトレーニング」そして「分離の訓練」ができているんですね!
②自己肯定感を高める
皆さんは、ご自身が子供の頃に「いないいないばぁ」を周りの誰かからされた記憶がありますか?
おそらく、ほとんどの方が覚えていないと思います。
山口先生曰く、「是非、4歳、5歳のお子さんに「いないいないばぁ」をやってみてください。生きる力につながるんです!」とのこと。
えー!そんなの恥ずかしいわ!と思いますよね。。。
赤ちゃん相手ならいいけど、4歳や5歳ってもう完全に子供だし、いっちょまえに馬鹿にしてきそうです(笑)
ですが、そのくらいの子供を相手にやる「いないいないばぁ」には、自己肯定感を高める効果があり、その結果生きる力につながるんだそうです。
自己肯定感とは、
自らの在り方を積極的に評価できる感情
自らの価値や存在意義を肯定できる感情
(Wikipediaより引用)
です。
つまり、自分の長所も短所もポジティブに捉えることができるということ。
「いないいないばぁ」で自己肯定感と生きる力が?!とちょっと信じがたいところではありますが、山口先生が言うには、
- 「いないいないばぁ」をしてくれたということが、なんか面白いことしてくれてるな~という「楽しい記憶」、「愛された記憶」として残る
- 自分は愛されてる!大丈夫!と思える → 自己肯定感が高まる
- 大人になって、失敗したり落ち込んだりしても、愛された記憶を思い出して踏ん張れる心が育つ
- 自殺をしない → 生きる力につながる
ということだそうです。
つまり、「いないいないばぁ」に限らず、子供を愛すること、そしてそれを表現してあげることで自己肯定感が高まり、生きる力につながる(かもしれない)ということです。
その方法のひとつが「いないいないばぁ」ということですね!
「おままごと遊び」の効果
①手指を使う
先日、指先を使うことの大切さについてブログを書かせていただきましたが、おままごとをするとたくさん指先を使います。
包丁で切る真似をしたり、お皿に食べ物を乗せたり。
指先の動きを通じて脳にたくさん刺激を与えてくれる遊びなんだそうです。
脳に刺激を与えることで、運動能力や記憶力、思考力、コミュニケーション能力などが高まると言われていますので、これもある意味「生きる力」につながっていると言えますね。
②ごっこ遊びで脳を使う
おままごとですのでリアルな包丁を使うわけではありませんよね。
おもちゃの食べ物も、リアルなものもありますが実物とはやっぱりちょっと違います。
ただの棒状のものを包丁として使ってみたり、
赤くて丸いものを「リンゴ!」と言ってお皿に盛りつけてみたり、
あなたがパパね!私がママね!と設定を作ってみたり。
実はとても想像力を使う遊びなんです。
③ママとコミュニケーションをとりながら遊べる
ママは全員、昔は女の子でしたよね。(え、今も?w)
多くの女の子は、おままごとが好きです。
つまり、ママはおままごとが得意ということ。
男の子のチャンバラごっこや戦隊ものごっこって、どう遊んだらいいのか良く分からず戸惑ってしまうママが多いんだそうです。
でもおままごとならどんなママだってできるはず。
ママがお手本を見せたり話しかけたりして、たくさんコミュニケーションをとりながら子供と遊ぶことができます。
山口先生曰く、男の子だからっておままごとをやらせないという考え方はしなくていいんだそうです。
おままごと=女の子の遊びというイメージがありますが、子供に与える効果を考えると、男の子にもどんどんおままごとをやらせてくださいね!と言っていました。
まとめ
「いないいないばぁ」と「おままごと遊び」には意外な素晴らしい効果があることが分かりました。
どちらも「生きる力」につながる要素が詰まった遊びだったんですね。
そして小さい男の子をお持ちのママさんも、是非息子さんとたくさんおままごとをやってあげてください。
我が子も男の子ですが、おままごとなら私自身も童心に返って楽しめそうですし、たくさんコミュニケーションを取りながら子供の能力を高めてあげられそうな気がします!
以上、「いないいないばぁ」と「おままごと遊び」の効果についてでした。
これで【子供おもちゃ講座で聞いたこと】シリーズは終わりです。
最後までお読みいただきありがとうございました!