ハピトマの育児ブログ

4歳と1歳の母によるブログ。日々髪を振り乱しながら育児しています。

「二人分食べなさい」は古い!妊娠中にダイエットを強いられた話。恐怖の食べづわり体験!

こんにちは!

2歳児育児中のハピトマです。

ご訪問ありがとうございます!

 

よく妊娠中の女性に向かって言われる言葉で、

「二人分食べて!」

なんてフレーズを聞いたことがある方は多いかと思います。

 

一昔前までは「妊娠中はとにかく食べる」というのが当たり前だったようで、うちの母は妊娠中18キロ太ったと言っていました。

 

が、今ではそれ、NG行為なんです!

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妊娠中の体重増加の目安

妊娠中 ダイエット
 

妊娠中に増えていいとされている体重の目安は、

 

BMI18.5未満・・・9〜12kg

BMI18.5以上25未満・・・7〜12kg

BMI25以上・・・5kg程度

 

です。

母子健康手帳より)

 

BMI計算サイトはこちら:

BMIと適正体重 - 高精度計算サイト

 

わたしのBMIは約20なので、増えていいのは7〜12kgとなります。

 

ですが、この体重というのはもちろん赤ちゃんの重さを含めた重さ。

 

赤ちゃんはだいたい3キロだから、結構太っても大丈夫じゃん!と思うかもしれませんが、そんなことありません。

 

赤ちゃんだけでなく、羊水、胎盤、乳房、血液(妊娠中はからだの血液量が増えます)、そして子宮の重さを合わせると約7kgほどになりますので、母親自身はそんなに太ることができないのです!

 

太り過ぎると何が悪いのか

 

妊娠中は食欲がとにかく旺盛になります。

別に太ったっていいじゃないか、と思うかもしれませんが、必要以上に太ってしまうと母親も赤ちゃんも危険な状態に陥る可能性があるのです。

 

妊娠中に太りすぎてしまうとこんなことが起こり得ます。

 

 

【妊娠糖尿病】になると、おなかにいる胎児も高血糖になり、流産巨大児心臓の肥大黄疸死産などの合併症が起こり得ます。

母親自身も妊娠高血圧症候群網膜症腎症などを発症する可能性があります。

 

妊娠高血圧症候群】とは、その名の通り妊娠中に高血圧になってしまうことです。

妊婦さんの20人に一人が発症する病気で、重症になると、母親の蛋白尿けいれん発作脳出血肝臓や腎臓の機能障害などを引き起こす可能性があります。

また、胎児の発育不全機能不全胎児死亡にもつながりかねない恐ろしい病気です。

 

(参考:産科の病気|公益社団法人 日本産科婦人科学会

 

【難産】と書きましたが、太りすぎると赤ちゃんが生まれる時に通る産道にも脂肪がついてしまい、赤ちゃんがお肉にひっかかってスムーズに通れなくなるんだそうです。

また、 赤ちゃんを押し出すための陣痛も弱くなってしまうので、時間がかかったり、吸引分娩や帝王切開になってしまう場合があります。

 

脂肪って産道にも付いてしまうんですね(汗)

ただでさえ過酷極まりない出産ですから、自分が太ったせいでさらに難産になるなんて、避けたいところです。

 

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食べづわりで増えた体重は・・・

 

一人目の妊娠は、思いっきり食べづわりでした。

 

妊娠発覚の1週間後くらいから始まったつわり。

気持ち悪くてどうしようもないのに、無理やり何かを食べると少し落ち着く。

そしてしばらくするとまた気持ち悪くなってきて、食べて落ち着かせる、の繰り返し。

 

夜たくさん食べたのに、朝起きると空腹で気持ち悪い。

仕事もフルで続けていたので、ツラさを紛らわすためにずっと何かしら食べていました。

 

その結果、妊娠5ヶ月の時点で7kg増。

 

これ、なかなかヤバい数字です。

 

当然、産科医の先生には毎回怒られました。

 

「後期になるにつれてどんどん太りやすくなるんだからね!これ以上増やさないように!」

 

これからどんどん赤ちゃんが成長していくというのに、どうやってこれ以上増やすなというのだろうか。

 

そして母子手帳に押されるこのスタンプ。

 

妊娠 ダイエット

 

「体重注意」!!!

将来子供に見つかって馬鹿にされるかもしれないと思うと、修正ペンで消してやりたくなります。

 

妊娠中のダイエット

そして強制的に栄養士による指導を受けさせられました。

1対1で、みっちり1時間。

当時のメモが残っていたので一部書き出してみると・・・

  • 野菜からゆっくり食べる
  • 一食20分かけて食べる
  • 間食は一日200kcalまで、一日一回一個と決める
  • 甘い飲み物も間食に含める
  • 大袋のお菓子は食べない
  • 外食は700kcal程度に抑え、主食は3分の1残すか小盛に
  • デザートセットは食べない(サラダに変える)
  • ごはんは150g
  • かぼちゃは角切を2~3切れまで
  • さつまいもは5mmを2~3切れまで 

 

などなどなど・・・

もっとフワッとした指導なのかと思っていたら、めちゃくちゃ細かく指導をされてちょっと引いてしまった私。

 

極めつけは「1週間分の食事の記録」。

 

用紙を渡され、これに食べたものを全部書き出してきてくださいね、と。

 

えぇ~!ライザップかよ!

 

しかも今回で指導は終わりかと思いきや、次回の健診時も、その次の時もこの栄養指導を受けなければならないということをここで知りがっくり・・・。

 

ウソをついたりごまかすということが苦手な馬鹿正直な私。

食べたものを書き出すとなると、ちょっと甘いものをつまんだり・・・がとてもしにくくなるわけです。

それも書かなくちゃいけなくなりますからね。

 

1週間で終わりかと思いきや、その次の栄養指導でもまた、

「じゃぁ次の1週間分の記録もお願いしますね。」と。

 

がぁーーーん。。。

 

食べづわりですっかり膨らんだ私の胃袋は、朝昼晩とどんなにしっかり食べても常に食べ物を要求し続けました。

 

そこからは空腹地獄の日々。

 

食べたい・・・でも食べちゃいけない。

また先生に怒られる。

栄養士さんに叱られる。

あぁ、お腹が空いた・・・。

何か食べたい。

お腹が空いた・・・。

お腹が空いた・・・。

お腹が空いた・・・。

 

毎晩毎晩、お腹がグーグー鳴っている状態で寝なければなりませんでした。

 

美味しそうな焼肉やケーキの画像を検索して、食べた気になって脳をごまかしたりもしました。

 

ずっと空腹なので、イライラも治まらず夫に当たり散らしたこともありました。

 

それでも、健診の時に先生は

「体重注意してね!」

 

それが、妊娠中期から出産まで続いたのです。

 

最終的に増えた体重は

妊娠中 ダイエット

こういうのをたらふく食べたかった・・・

 

そんな日々を乗り越え、無事に出産。

おかげ様で分娩の経過はとてもスムーズだったようです。

(スムーズだったなんて決して言ってくれるな!と声を大にして言いたいほど気絶寸前の痛みに長時間大絶叫しながらの出産でしたが・・・。)

 

最終的に増えた体重は、7kg!!!

 

本当に馬鹿正直な私は、妊娠5か月の頃に言われた「これ以上増やさないように!」を結果的に守ったということになります。

それから1kgも増やしませんでした。

とは言っても赤ちゃんや羊水の重さはどんどん増えていたはずなので、私自身は痩せたということになりますね。

 

今考えると、どうしてあんなに厳しく言われたのだろうか・・・と疑問に思います。

ストレスを溜めると、妊婦さんにとっていいことありません。

そしてなぜあそこまで忠実に言われたことを守り、あんなツライ思いをしながらダイエットを続けたのだろうか・・・というのも我ながらナゾです。

 

おなかに宿った命を想い、幸せいっぱいのはずの妊婦生活。

 

ひとっつも幸せじゃありませんでした(泣)

 

もっと妊婦生活を楽しみたかったです。

が、これも私が一気に太り過ぎた(のと、産院がちょっと厳しすぎる)のが原因なので、知識不足だったなと反省するところでもあります。

もう少し食べる量や食べる物をコントロールしていれば、こんなことにはならなかったはず。

 

ちなみに出産直後に体重を測ったら、マイナス5kgでした。

残りの2kgは過酷な新生児育児のおかげであっという間に減り、産後しばらくは出産前よりもだいぶ体重が軽かったです。

 

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まとめ

 

つわりの種類は色々ですが、食べづわりは後々ツライです。

食べてれば大丈夫なんでしょ、と思われるかもしれませんが、そのせいで私みたいに一気に太ってしまうと、後で大変なことになります。

最悪の場合、妊娠高血圧症や妊娠糖尿病といった病気も発症しかねません。

 

現在二人目妊娠中の私。

 

間もなく5か月に入ろうという所ですが、食べづわりも多少あったにも関わらず、なぜか妊娠前から体重が1kgも増えていません。

助産師さんにも心配されてしまいました。

なぜだろう。。。

(昨日の健診で赤ちゃんは順調に育っていたので一安心。)

前回のような苦しみはしなくていいんだなと思うと、ホッとします。

 

今でも「二人分食べるべき」と思っている親世代、さらにその上の世代の方々は多いかと思いますが、どんなに食欲が止まらないからと言って、言われるがまま必要以上に食べまくるのは禁物です!

 

現在食べづわりと格闘中の方、妊娠初期の方はお気をつけあれ。

 

以上、食べづわり~妊娠中の過酷なダイエット話でした。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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