家事は最低限でOK?!面倒くさがりな私のおばあちゃん
こんにちは!
ハピトマです!
いつもご訪問ありがとうございます☆
先日、叔母が我が家に遊びに来た時のこと。
私が「園バスのバス停がちょっと遠くて面倒でさぁ…」みたいな話をしたら叔母が、
「私が幼稚園の時は、ばーちゃんがバス停に迎えに来てくれたことなんてなかったな~。」
と。
ばーちゃん、つまり叔母の母親は、園児である叔母をお迎えに行ったことがほぼなかったらしいのです…。
当時叔母は、一人でバス停から自宅まで歩いて帰っていた、と。
えぇぇぇ?!昔とは言え、それアリなの?!(叔母はアラカン)
今じゃとてもじゃないけど考えられませんね…。
幼稚園の先生もよくバス停に園児を一人で降ろしてたよな…^^;
私のおばあちゃんは、根っからの面倒くさがり屋。
当時では珍しいのかもしれないですが、女性でありながらお仕事をしていたのもあり、子供のお迎えはもちろん、どうやら家事は最低限しかしていなかったようです。
洗濯物は一度出したらしばーらく戻ってきません。
戻ってきても、靴下が片方しかなかったり。
一生戻ってこない服もあったとか(笑)
お料理は野菜炒めと焼き鮭ときんぴらごぼうばっかり。
お掃除もキライ。
(なのにダスキン契約してたな…(笑))
母と叔母が子供の頃のお弁当は、日の丸弁当レベル。
(遠足の時は、ごはんにアジの開きがドカンと入っていたらしい…)
食卓の椅子にはいつも洗濯物らしきものが山積み。
椅子がドレッサーのように上着が何枚もひっかかっている。
外で知り合いを見つけると、「面倒くさいからあっちから行きましょう。」って言って逃げる。
とにかくいつも面倒くさい面倒くさいと言うおばあちゃん。
そんな面倒くさがりな祖母だけど、旅行は大好き。
外食も好きで、一人でステーキやお寿司を食べに行くことも。
そこは面倒ではないみたい。
おじいちゃんのことも大好き過ぎて、「じーちゃん愛してるよ♥」なんて、私の前で突然言い出すことも。
身内としては「やめてよ気持ち悪い(笑)」って感じですが、いつまでも仲良しの二人は見ていてとても微笑ましい。
ツッコミどころ満載な祖母です。
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数年前のこと。
おばあちゃんは自宅で転んで大腿骨を骨折してしまいました。
入院・手術をして、リハビリを開始できるまでに回復。
が、リハビリをやりたがらないのです。
なぜって、
面倒くさいから(笑)
母や叔母、そして私がどんなに誘っても、
「いやよ、私は怪我したんだから!」
と言って歩くことすら拒否。
いつもいつも、面倒くさい。
どこまで面倒くさがりなのよおばあちゃん!
退院はしましたが、面倒くさい精神が変わることはなく、とにかく動かない。
「やってちょうだい」
といつも人を頼りっぱなし。
動こうと思えば動けるのに、車椅子に乗りたがり、もちろん家事はせず。
老人が動かないと、どうなるか分かりますよね…。
足の筋肉がどんどん衰え、
そのうちに立てなくなり、
寝たきりになって、
脳も衰えて痴呆が一気に進み、
食べものを飲み込む筋肉もなくなって、
胃ろうになり、
しゃべれなくなって、
口を閉じる筋肉すらなくなって…
生涯を閉じました。
先日7回忌を終えたので、もう6年以上前ですが。
最後まで”面倒くさい”を貫き通したおばあちゃん。
「こんっなに面倒くさがりで家事も育児もできない親でも、私たちちゃんと育ったから~」
と、母と叔母は笑っていました(笑)
正反対の性格の私。
特に家事や育児は手を抜くのがド下手で、自分を苦しめてしまう性格。
なんでもやろうとしてしまうから、時間の使い方がへた。
ちょっとはおばあちゃんを見習おうかな?!(笑)
面倒くさがりで、最期までおじいちゃんとラブラブだったおばあちゃん。
後を追うように亡くなったおじいちゃんと、今頃天国でまたラブラブしてるのかなぁ〜(^^)