ハピトマの育児ブログ

4歳と1歳の母によるブログ。日々髪を振り乱しながら育児しています。

子供の英語教育について考える-生後6か月までがカギ?!中途半端になる可能性は?英語DVDの効果は?

こんにちは!ハピトマです。

ご訪問ありがとうございます。

 

子供の習い事の中でも人気があるのが英会話。

1歳7ヶ月になった息子にもそろそろ習わせたい!と思ってはいるのですが、日本語すらまともに話せないのに、母国語に影響が出るのでは…なんて心配も。

英語学習のイメージ

英語が話せる子に育てるためには、いつから英語を習わせる必要があるのか、そして母国語への悪影響はないのかについて考えてみました。

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生後6ヶ月までがカギ?!言語の習得能力の「刈り込み」

雑誌「Newsweek 0歳からの教育」に、こんなことが書かれていました。

満一歳までに言語の習得が爆発的に進む時期がある。

(中略)

この時期に2か国以上の言語を聞いて育たなければ、せっかくの能力が無駄になると言う。

うかうかしていると、大きなチャンスを逃すことになる。

生後6カ月まで1か国語しか聞かずに育つと、「他の言語の習得に必要な神経細胞は刈り込まれる」と言語教育の専門家キャロライン・ブレークモアは言う。

 

生後6カ月まで?!

えー!我が子1歳7か月なんですけど!

思いっきり過ぎてる。

 

この記事によると、生後6か月頃までに「刈り込み」、つまり不要な能力の消滅が始まるため、月齢の低いうちから母国語以外の言語を聞かせておかなければ、母国語以外の言語を習得する能力はなくなってしまうということのようです。

赤ちゃんには元々あらゆる言語を習得する能力が備わっていて、ある程度時が経つと不要な能力としてみなされ、せっかくの能力が消えてしまうんですね。

例えば英語のRとLの聞き分けは、日本人にとっては不要な能力ですので、「刈り込み」がされます。

逆に赤ちゃんの時期から英語を聞かせておけば、RとLを聞き分ける能力が残ってくれる可能性がある、ということですね。

 

専門家によっていろいろな意見があるとは思いますが、この記事によれば、早い時期から聞かせるに越したことはないようです。

中途半端になるのではという心配 − 友達の話

息子はまだ1歳7ヶ月です。

おしゃべりは全然できません。

英語を習わせる上で心配しているのが、日本語すらまだまともに話せないのに、英語なんて聞かせたら混乱しちゃうんじゃないか?!ということ。

 

大学生になって初めてできた友達は帰国子女でした。

英語も日本語も話せてすごいなぁ〜!と思っていたのですが、ある授業で課題のレポート(日本語)を、一度見せてもらったことがあったんです。

もちろん、その友達が書いたもの。

すると、びっくり…

日本語がすごく拙くて、まるで中学生の作文状態。

よくよく考えたら、その友達の話す英語も決して流暢ではなかったんです。

 

どっちも中途半端になってしまっている…。

 

その友達にはかわいそうだけれど(とてもいい子なんですが)、育ってきた環境によって言葉ってこうなってしまうのか…と衝撃を受けたのでした。

 

そんな経験があるからこそ、1歳の息子に英語を教えるのにはちょっと抵抗があったのです。

 

混乱するというのは誤解?!2か国語以上が当たり前の国々 

The Asahi Shimbun GLOBE+ という朝日新聞社による運営サイトに、英語の早期教育に関する記事がありました。

その記事によると、日本人は日本語しか話さないというのが当たり前だけれど、世界を見るとひとつの国に公用語が複数あることは少なくなく、世界人口の半数以上の人々が2か国語以上を話しているんだそう。

 

確かに・・・特にヨーロッパの人って公用語が複数あることが多いから、当たり前のように2か国語、3か国語を話せています。

同じ国内で地域によって話す言語が変わってくるので、話せないと生活しにくいのではないでしょうか。

 

米国アップル本社やマッキントッシュなどで勤務した経験がある松井博氏によると、

もしも1カ国語で育たないと論理的な思考能力が育まれない、などという説が正しいのであれば、世界の半分の人々は論理思考ができないということになってしまいますが、現実にそんなことがないのは、マルチリンガルで育った人々と付き合ってみればすぐにわかることです。

 (出典:https://globe.asahi.com/article/11558046

 

確かに、小さいうちから2か国語以上を聞いて育つと混乱する?!なんて心配するのであれば、世界の多くの国の人が言語に関して混乱した状態であるということになってしまいますよね。

2か国語以上の言語習得は、世界の半数以上の人々にとって当たり前のことであり、混乱がどうこう言っているのは、日本のように1か国語しか話さない国の人の憶測のようなものなのかもしれませんね。

 

ただし注意点として、松井氏はこのように述べています。

無論、英語教育を早期に始めればそれ相応のデメリットがあるのも事実です。まずもっとも顕著なのは、語彙の獲得にかかる時間です。1日は24時間しかありませんから、仮に子供が起きている時間を単純に14時間とすると、7時間を日本語で7時間を英語で過ごせば、14時間全部をどちらか一方の言語で過ごしている子供に比べて、語彙の発達が遅れるのはある意味当然のことです。

(中略)

海外在住などであれば、親子の会話は必ず日本語で行う、日本語と英語を混ぜて喋らない、あるいは日本のアニメなどを積極的に視聴させるなどして日本語の維持に努めることをお勧めします。

 (出典:https://globe.asahi.com/article/11558046

 

日本人の親の元でふつうに日本に住んでいたら、1歳くらいの子供が”7時間を日本語で7時間を英語で過ごす”ということはなかなかないことだと思います。

日本で生活する中で、英語に慣れさせる程度の英語教育であれば、日本語に影響があることはなさそうですね。

 

また、雑誌「Newsweek 0歳からの教育」の中にバイリンガルに関する記事があったのですが、そこにはこんなことが書いてありました。

プリスクールで英語漬けになっても、家庭で日本語に触れる時間が十分にあれば日本語の話し言葉がおかしくなる心配はない。

(中略)

母語の強固な基盤がないと、どの言語でも高度な思考ができない「セミリンガル」になるおそれがある。幼いうちに本格的な英語教育を受けさせる場合には、親はそれ以上の時間と労力を割いて日本語力を育てる努力をするべきだ。

 

 

母国語である日本語により多くの時間触れていれば、中途半端な”セミリンガル”になる心配はない、とされていますね。

先ほど話した私の友達は、もしかしたら子供の頃に日本語に触れる機会が少なすぎたのかもしれません。

英語DVDを見せるだけではダメ?!

じゃぁ子供に英語のDVDを見せて英語に慣れさせよう!と思う親は少なくないと思います。

私もそう思って、子供がまだねんねの頃から英語の童謡の動画を見せていました。

ですが、DVDをただ流しているだけではその効果は薄いようなんです。

 

雑誌「Newsweek 0歳からの教育」によると、

生後9か月の赤ちゃんを対象にした実験では、中国語のネイティブ話者に直接話し掛けられたグループは短時間で中国語の音を聞き分けられるようになった。一方、DVDを視聴して同じ中国語に触れたグループには、そうした学習効果は見られなかった。

とのこと。

(この実験ではアメリカ人の赤ちゃんを対象にしている為、言語が中国語になっています。)

 

つまり、赤ちゃんが言葉を覚えるには人とのインタラクションが重要であるということです。

DVDなどの映像教材を赤ちゃんに見せる場合は、日本語でいいので、「次は何が出てくるかな~?」などと話しかけると子供の注意力が格段に増すんだそうですよ。

ママやパパと一緒に楽しむ、ということが大切なんですね!

まとめ

今回色々と調べてみて、

  • 生後6か月より前から英語を聞かせるべき
  • たとえ英語漬けにしてもそれ以上に日本語に触れさせれば言語が中途半端になる心配はない
  • ただ映像を見せるだけではなく、話し掛けるなどして一緒に楽しむことが大切

ということが分かりました。

 

英語漬けにできるほど我が家には経済的な余裕がないので、我が子の言葉が中途半端になってしまう心配はなさそう。

最近は子供向けの英語教材があふれていますが、どんな教材を使うにしても、できればパパやママが読んであげたり一緒に見たりして、言語習得効果を上げてあげられるといいですね!

 

以上、今日は子供の英語教育について考えてみる回でした。

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