絵本の読み聞かせをしても子供が聞かない!集中しない!対処法と心構え
こんにちは!ハピトマです。
ご訪問ありがとうございます。
子供に絵本を読んであげようとしても、全然興味を示してくれなかったり、どんどんページをめくられてしまったりして、なかなか最後まで読ませてくれない!なんてお悩みのパパやママは多いのではないでしょうか。
私も息子に絵本を読もうとしても「全然聞いてくれなーい!」と悩む毎日でした。
興味を示さない、遊びだしてしまう、ページをどんどんめくってしまうなどの悩みを、現在受講しているbaby kumon(ベビー公文)の先生にぶつけ、いろいろとアドバイスをもらいました。
絵本の読み聞かせの大切さ
①学習能力の高い子になる
全然聞いてくれないと、絵本に興味がないのね・・・と読み聞かせをやめてしまう方も少なくないと思います。
私も息子が産まれてすぐのころから絵本を読み聞かせてきましたが、絵なんて全然見てくれないし、動けるようになった頃にはどっか行っちゃうし・・・。
これじゃ意味ないや、と読み聞かせをしない日もありました。
ですが、公文の先生によると、絵本の読み聞かせは豊かな言葉を育てるのにとても重要なんだそうです。
小学生や中学生で学習能力が高い子は、そのほとんどが小さい頃からたくさんの絵本を読んできたと話すんだそう。
あまり絵本を読んでこなかった子供が公文に入会してくると、やはり学習能力に遅れがあることが多く、教えるのに苦労するのだと言っていました。
例えば小学校の教科書に「じさま」(お爺さんの意味)が出てきたとします。
赤ちゃんの頃にたくさん絵本を読んできた子は、「じさま」という良く分からないモノが教科書に出てきたとしてもスッと理解ができます。
一方で絵本を読んでこなかった子は、それが何かを教えても理解するのに時間がかかるんだそうです。
baby kumonでもらった冊子に、こんな言葉がありました。
・・・その体験は、子どもの中に全部残って、しっかりと根をはり続け、伸びる土台を作っていきます。とりわけ、小さい頃から、歌いかけや読み聞かせなどのやりとりを続けてもらった子は、考える力やイメージする力に優れ、心もより豊かなように思います。
(baby kumon やりとりレシピ6より)
言葉の発達だけでなく、考える力や想像力も育つってことですね。
子供の学習能力を伸ばす上で、いずれもとても大切な力です。
先ほどの「じさま」の話も、考える力やイメージする力がしっかりついているからこそスッと理解ができる、ということなのかもしれませんね。
②信頼感を育てる
公文の保護者向け冊子にコラムを書いている人間科学博士 田島信元氏は、読み聞かせは親子の信頼感を築くと言っています。
「読み聞かせを一緒に楽しむ」と、語りかけた音声が子どもには心地よく、一体感を感じます。さらに並びあって目の前の絵本を共有することで、自分だけでは理解できなかったことができたんだという達成感も感じたうえに、母親との情緒的な信頼感ができてくるのです。
(baby kumon やりとりレシピ1より)
絵本に限らず、歌いかけや普段の行動についても、とにかく”ママと一緒に楽しむこと”が大切なんだそう。
子供はみんなお母さんが大好きですよね。
我が子は最強のママっ子で、遊んでいる時に少しでも離れるととても悲しそうな顔をします。
一方で一緒に遊んであげると、目をキラキラ輝かせてとっても楽しそう。
お母さんと一緒に何かをすることは子供にとってとても楽しい経験であり、その経験から子供は多くを学んでいくんだそうです。
日々忙しくてなかなかゆっくり子供と向き合えないかもしれませんが、少しでも多くの時間を一緒に過ごせるように工夫ができるといいですね。
③ボキャブラリーを増やす
当然と言えば当然ですが、絵本を読むと普段は耳にしない言葉がたくさん出てきますので、それだけ語彙力が上がります。
雑誌「Newsweek」の中に、赤ちゃんと親の触れ合いがいかに大事かという記事があったのですが、そこにこんなことが書いてありました。
本の文章中の言葉は話し言葉とは違う。ふだんの会話ではあまり使わない言葉が用いられている。
(中略)
親が日常生活で子供に使う言葉は5,000語ほど。でも、子供たちがより高度な思考力を身に付けるためには、それ以外の言葉も学ぶ必要がある。
(「Newsweek 最新版 0歳からの教育」より)
絵本なんか読まなくたって言葉は覚えていくでしょ!なんて思う方もいるかもしれません。
もちろん、言葉は覚えます。
ただ、身の回りの言葉だけです。
大きくなってから読む本や雑誌には、日常会話では出てこない言葉のオンパレードですよね。
絵本の読み聞かせは、そういう言葉の理解力にもつながってくるのかもしれませんね。
見ていなくても聞いている
「絵本を読み聞かせても全然聞いてくれないんです」
とbaby kumonの先生に何度か相談したことがあります。
生後半年~1歳頃の息子は、もう笑っちゃうくらい絵本に興味なし。
せっかく絵本たくさん買ったのに。
先生によると、「絵を見てなくてもいいんです。子供はちゃんと聞いてますから。」とのこと。
途中で別のおもちゃで遊び始めたとしても、全然絵を見てくれなかったとしても、お母さんの声はちゃんと子供に届いているから無駄ではない。そのうち興味を示す時が来るから続けるべき。とアドバイスをもらいました。
一人で声を出して絵本を読むってなんだか抵抗がありましたが、そっぽ向いて車のおもちゃに夢中の息子も、聞こえてはいるんだろうなと思いながらなるべく最後まで読むようにしました。
時には「自分が絵本を楽しんでいるんだ~」くらいの気持ちで、息子のことなんかお構いなしに読むことも。
すると、息子が1歳半を迎えた頃から急に絵本に集中してくれるようになったんです。
1歳7か月を過ぎた今では読み始めから最後までずっと絵を見ていてくれるし、最近では字の多い絵本を積極的に持ってくるようにまでなりました。
家事で忙しい時に何冊も絵本を持ってこられて困っちゃう時もあるくらいです(笑)
聞いてないからって絵本から遠ざかってしまっては、学習能力を高めたり興味を広げる素晴らしい機会を自ら逃してしまっているということになります。
諦めずに続けることって大切なんだなぁと思いました。
ページをめくることはいいこと
読み聞かせをしている最中に、どんどんページをめくられてしまうことありませんか?
かつての息子はいつもそうでした。
ちょっとちょっと!読んでるんだからやめてぇ~!なんて言っても当然聞くわけもなく、お構いなしにベラベラとめくりまくっていました。
これも公文の先生に相談してみたところ、
「ページをめくるのは、興味があるという証拠だからとてもいいことなんですよ。」
とのこと。
さらに、
「指先を動かすというのは脳にいい刺激になっているので、そういう意味でもページをめくるのはいいことです。」
と言われました。
きっと、次がどうなるのか早く知りたい!とか、お気に入りのページを早く見たい!って思っているんだと思います。
我が子の場合、ある本を読むと、決まって大好きなバスの絵があるページばかりを見たがります。
そのページに向かってベラベラとページをめくっていくのです。
読んでいる途中でめくられてしまう時はせめて最初の一文だけ読んだり、めくってめくって全然読めない時はもう、「ハイペラ!ペラ!ペラ!ペラ!」とだけ言っていました(笑)
読み聞かせの会に参加してみる
近所の児童館などで、絵本の読み聞かせの会はありませんか?
そういうイベントに参加してみるのも、子供が絵本に興味を持つきっかけになります。
私が住んでいる市の読み聞かせの会は、ただ読むだけではなくて指人形やパペットを使って読んでくれたり、歌に合わせて手遊びをしたりしてくれます。
普段おうちでママが読むのとは違った雰囲気を、子供も楽しんでくれるはずです。
また、ママにとって読み聞かせの仕方を学ぶチャンスでもあります。
「こんなふうに抑揚をつけるのか!」とか、「絵本をこんなふうに揺らしたりするといいんだ!」とか、他の人の読み聞かせを見ることでいろいろな発見がありますので、ママやパパも一緒に参加するのがオススメです。
イライラしない!
全然聞いてくれないとついイライラしてしまいがち・・・。
忙しい中読んであげてるのに!なんて思ってしまっては、そのイライラが口調や表情に表れてしまいます。
精神科医で小学校スクールカウンセラーの明橋大二氏によると、子供の気持ちや意欲を受け入れて見守ることが大切だと言っています。
大人の思いどおりにならなくて当たり前、イライラしない。
つい大人を基準にして考えてしまいがちですが、 0歳~1歳台の子どもは、大人のおもうようにいかなくて当たり前。頭と気持ちを切り替えて、開き直って大丈夫です。
「いずれできる」と成長を信じる。
子どもはいつも成長の途中です。「できない」ことに目がいきがちですが、必ずできるようになります。子どもの成長を信じ、じっくりと見守りましょう。
(baby kumon やりとりレシピ5より)
ちゃんと聞いてよ!とか言ったって、それは大人が都合の良いタイミングで聞いてほしい、というだけなのかもしれません。
なんでできないのよ~!なんてイライラせずに、「まぁ、こんなもんか~」くらいに構えておけばイライラすることも減るかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか。
絵本の読み聞かせをたくさんしてあげればあげるほど子供の将来の為になると思えば、毎日読むことも苦になりませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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