手・口ふきの成分の謎。何が入っているの?パラベンはやっぱり危険?!
こんにちは!添加物にうるさいハピトマです。
ご訪問ありがとうございます☆
さて本日は、私が日頃気になりつつもなかなか調べてこなかった、
「手・口ふき」の成分。
赤ちゃんや子供に使うウェットティッシュですね。
ほとんど毎日使う「手・口ふき」。
「水99%」とか
「パラベンフリー」とか
「PGフリー」とかよく見るけど、
成分一覧を見ると、何やらカタカナの怪しげな成分が書いてあるんですよね・・・。
危険な成分なのでは?!
と思いつつもめんどくさくて調べてこなかった私ですが、ついに調べることにしましたので、皆さんにもシェアしたいと思います。
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我が家にある手・口ふきの成分
我が家に今あるのは、LECの「水99%手・口ふき」と、イオンTOPVALUの「パラベンフリーの手・口ふき」のふたつ。
それぞれ成分を見てみましょう。
こちらがレックのもの。↑
こっちはイオンの。↑
- 水
- BG
- ベンザルコニウムクロリド
- ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル
- チャ葉エキス(レックのみ)
ほぼ一緒でした!
というか、裏面のデザインとか説明書きがそっくりだから、製造元は同じなのかも。
BG(1,3-ブチレングリコール)
多くの化粧品に使用されている保湿剤。
防腐剤としての役割もあり。
安全性は高く、刺激もほとんどない。
これは問題なさそうですね。
防腐剤としての効果があるBGが配合されていることで、他の有害な防腐剤を配合しなくてよくなるんだとか。
ベンザルコニウムクロリド(塩化ベンザルコニウム)
抗菌、殺菌、消臭などの効果がある成分。
検索すると、「猛毒成分!」とか、「有害!」とかたくさん出てくるんですよね、このベンザルコニウムクロリドってやつ。
そんな成分が赤ちゃんのウェットティッシュに含まれてるってどういうことー?!
とある製薬会社のホームページによると、
副作用
ベンザルコニウム塩化物は、皮膚刺激性、粘膜刺激性は極めて弱いが、濃厚な液を皮膚、粘膜に用いた場合、刺激症状が現われる。また、粘膜、創傷部位、炎症部位に長期間又は広範囲に用いた場合、全身吸収による筋脱力を起こす恐れがある。
(出典:https://www.kenei-pharm.com/)
刺激性は”極めて弱い”と書いてありますね。
筋脱力とか、ちょっと怖い用語も書いてあるけど。
怖くなってさらに調べてみると、ベンザルコニウムクロリドって手指消毒液にもよく使われている成分で、ウェットティッシュに含まれるのはかなりの低濃度であるため、基本的には無害なんだそうです。
赤ちゃん用の手・口ふきに高濃度のベンザルコニウムクロリドが含有されているとは思えませんので、問題なさそうです。
が、逆に言えば濃度が高ければ害があるということですので、そう考えるとやっぱりちょっと怖いかも。
ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル
防腐剤として使用される成分。
海外では化粧品などに長年使用されているようですが、日本では規制があり、すべての化粧品に置いて100g中0.02gまでなら配合してもいいそうです。
安全性を考えての規制のはずですから、問題ないものと信じたいところ。
チャ葉エキス
その名の通り茶葉から抽出されるエキス。
抗菌、保湿などの効果がある。
これは全く問題なさそうですね!
化粧品に保湿成分・美肌成分としてもよく配合されているみたいです。
我が家にあるふたつの手・口ふきは、基本的には問題なさそうです。
「手・口ふき 危険」とか検索すると、これらの成分の危険性とか副作用とか怖いことがたくさん書いてありますが、それは原液や高濃度の液体を皮膚に塗ったり、誤飲した場合の話。
ウェットティッシュの水分をしぼって飲みまくるなどしない限り(そんなことありえないけど)、害はなさそうですね。
その他成分
手・口ふきによく含まれるその他の成分について調べてみました。
パラベン
パラベンと聞くと、すごくイメージが悪いですよね。
何となくお肌に刺激がありそうとか、何となく毒性がありそうとか。
「パラベンフリー」と聞くと、何となく安心安全な気がします。
我が家にあった手・口ふきも「パラベンフリー」と書いてありました。
ただしこれ、どうやらただの"イメージ"であり、実際はパラベンってそこまで危険性はないんだそうです。
それどころか、優秀な防腐剤として使用されることが多いんですって。
食品の防腐剤として使用されることも認められており、なんとお野菜や果物などの天然物にも含まれているんだとか。
体内に入ったパラベンは、分解されて速やかに体外へ排出されます。
製薬会社のホームページにこのような説明がありました。
パラベンは他の防腐剤に比較して低い含有量で優れた効果を示すことに加え、急性毒性、皮膚刺激性、眼刺激性などの毒性がほとんど認められないことが特徴と言えます。
パラベン以外の防腐剤の中には、低い含有量では十分な防腐効果が得られず、そのためパラベンと同じ効果を出すために含有量を上げれば刺激性などの毒性が強く表れるような物もあります。
(出典:https://www.ueno-fc.co.jp/index.html)
パラベンフリーの製品には、どうしてもパラベン以外の防腐剤が含まれていることが多いのですが、防腐効果がパラベンほど高くないので、その分多く配合しないといけない、ということです。
つまりパラベンは、毒性がほとんどない上に少量で高い防腐効果が得られる”優秀な防腐剤”だったんです。
おぉぉ~。パラベンのイメージすごく変わりました。
今まで悪者扱いしてたけど、優秀な子だったんだなぁ。
PG(プロピレングリコール)
「PGフリー」って書いてあるのをよく見ますよね。
PGとはプロピレングリコールのことで、ウェットティッシュが湿った状態を保つのに使われているそうです。
Wikipediaによると、
用途[編集]
低用量では生物への毒性が低く、また無味無臭であることから、保湿剤、潤滑剤、乳化剤、不凍液、プラスチックの中間原料、溶媒などとして用いられる他、保湿性や防カビ性に富むことから医薬品や化粧品、麺やおにぎりなどの品質改善剤等、広範囲で用いられている。
- 医薬品としては、注射剤・内服薬・外用薬の溶解補助剤として調剤に用いられている。
毒性[編集]
哺乳類に対するLD50は経口(5種類の生物)で 18〜24 g/kg と報告されている[3]。皮膚および眼に対して軽度の刺激性を持つ。低用量では慢性毒性が見られないとされる[3]。
低用量では毒性は低いとされていますね。
が、これも逆に言えば多量に使用すると毒性があるということです。。。
麺やおにぎりなどの食べ物にも使用されているとは驚きました。
コンビニやスーパーのお惣菜なんかにも入っていそう。
まぁでも、多少食べても問題ないくらいのものってことでしょうから、ウェットティッシュに含まれているくらいの量ではほとんど無害なのではないでしょうか。
安息香酸・安息香酸Na
これもよく添加物として見かける成分です。
防腐剤としての役割があり、清涼飲料水によく含まれています。
ということは、飲んでも無害?
いやいや、そんなこともないようです。
NPO法人食品と暮らしの安全基金のホームページに、こんなことが書いてありました。
安息香酸ナトリウムは環境ホルモンの親戚で、取り過ぎると、神経障害が起こる危険性。
(中略)
左の清涼飲料には、すべて合成保存料の安息香酸ナトリウムが用いられています。この物質は環境ホルモンと親戚なので、妊娠した女性は絶対に飲んではいけません。
(出典:http://tabemono.info/report/report_9_2.html)
えぇぇぇ!怖いんですけど!
ジュースってそんなに危険だったの?!
まぁでも、”取りすぎると”ということですし、ジュースを飲んで健康を害した話なんて聞いたことがないので、時々飲む分には問題ないのでは、と個人的には思います。
さらに手・口ふきには防腐剤として添加されてはいますが、飲むわけではありません。
さらに調べてみると、どうやら安息香酸ってパラベンと同じもの(別名)なんだとか。
厳密には違うのかもしれませんが・・・。
パラベンフリーって書いてあっても、安息香酸という表記で入っている場合があるので、パラベンを気にしている人は注意が必要ですね!
まとめ
いくつかの代表的な成分を見てきましたが、手・口ふきに含まれる程度の量であれば、すぐに健康を害したりお肌に刺激があったりということはなさそうです。
赤ちゃんの口や、頻繁に舐めるであろう手に使うものですので、安全に配慮して製造されていることを信じたいところ。
日本だし、きっと大丈夫。うん、きっとね・・・。
ですが、どの成分も多量に使用したり飲んだりした場合は確実に有害であるということも分かりました。
どこまで気にするかは人それぞれだと思いますが、防腐剤や保湿剤が入っていなければカビが生えるでしょうし、そんなもので赤ちゃんの手や口を拭くことなんてできませんよね。
そんな毒性のあるもので拭くのはどうしてもイヤなの!!という方は、ティッシュやコットンをその都度お水で濡らして使うのが「究極の無添加」ではないでしょうか。
ちなみにビビりの私は、家にいる時は濡らしたティッシュを使うことにしました。
その方が経済的にもいいしね。。。
最後までお読みいただきありがとうございました!
参考サイト:
Cosmetic-info.jp (https://www.cosmetic-info.jp/index.php)
健栄製薬株式会社(https://www.kenei-pharm.com/)
上野製薬株式会社(https://www.ueno-fc.co.jp/index.html)
NPO法人食品と暮らしの安全基金(http://tabemono.info/report/report_9_2.html)
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